「梨泰院発」の2、3次集団感染拡大「週末が重大なヤマ場」

「梨泰院発」の2、3次集団感染拡大「週末が重大なヤマ場」

 ソウル梨泰院(イテウォン)のクラブから始まった2、3次感染が首都圏を中心に続いている。仁川(インチョン)では学習塾を中心として市中感染が再び広がり、ソウルでも梨泰院のクラブを訪れていた感染者の職場の同僚や、感染者に治療を受けていた患者などが新たに陽性判定を受けた。防疫当局は、今週末が「重大なヤマ場」になるとみて、密閉された空間で不特定多数と密接に接触した後に症状が現れれば、速やかに検査を受けるよう訴えている。

 14日午後6時現在、梨泰院のクラブ発の首都圏における累計感染者数は127人に達する。この日、ソウルで12人、仁川で3人が新たに確認され、前日より15人増えた。仁川では、動線と職業を隠していた補習塾の講師Aさん(25)の接触者で、同塾でAさんの授業を受けた高校3年生のBさん(18)とその母親(42)、そしてBさんと同じ学校の友人Cさん(18)の感染が新たに確認された。Aさんに連なる感染者だけでもこの日までに14人にのぼる。

 ソウルでも梨泰院のクラブ発の2次感染が続いている。松坡区(ソンパグ)では、感染者の職場の同僚、複数の感染者と動線が重なる20代がそれぞれ陽性判定を受けた。松坡区はこの日、今月5日にクラブを訪れた龍仁市(ヨンインシ)の69人目の感染者の職場の同僚である40代の女性が陽性判定を受けたと発表した。また、別の20歳の男性感染者は、梨泰院のクラブを訪問して新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した外国人3人とほぼ同じ時間帯に西大門区新村(ソデムング・シンチョン)の酒場に立ち寄っていたことが確認された。

 永登浦区(ヨンドゥンポグ)では、作業療法士に治療を受けていた70代の男性が感染した。この男性は永登浦病院に勤務する作業療法士に今月6~8日に作業療法を受けた。作業療法士は今月5日に梨泰院のクラブを訪問し、9日に陽性判定を受けた。70代の男性は、9日の1次検査では陰性判定を受けていたが、13日に微熱があったため再検査したところ、14日に陽性判定を受けた。

 衿川区(クムチョング)でも梨泰院のクラブ関連の感染者が初めて確認された。今月2日に梨泰院のキングクラブを訪問した20代の男性が13日に選別診療所で診断検査を受け、最終的に陽性判定を受けたもの。このほかソウルでは江東(カンドン)、龍山(ヨンサン)で各2人、江南(カンナム)、江北(カンブク)、道峰(トボン)、東大門(トンデムン)で各1人の感染が確認された。

 現在、ソウルの25自治区のうち22区で梨泰院のクラブ関連の感染者が確認されている。ソウルで感染者が最も多く発生した九老コールセンターのケース(98人)より感染者数(午後6時現在で82人)は少ないが、患者の発生範囲はこれよりかなり広い状況であり、防疫当局は緊張を強いられている。

 それでも幸いなことに、ソウル市の匿名検査件数は増えている。ソウル市のパク・ウォンスン市長は14日午前、交通放送(TBS)ラジオ『キム・オジュンのニュース工場』のインタビューで「匿名検査導入後、ソウルの検査件数は普段の8倍に跳ね上がった」とし「匿名検査を受けた人の中からも感染者が確認されているが、匿名検査数はあえて明らかにしない」と述べた。ソウルで実施された梨泰院のクラブ関連のCOVID-19診断検査の件数は13日夜10時現在で2万143件だ。梨泰院での集団感染発生以前のソウル市の一日平均の診断検査数は1000件ほどだった。

 14日午後6時現在、梨泰院のクラブ関連の全国の感染者数は144人で、10日から2桁の増加が続いている。
ソ・ヘミ、イ・ジョンハ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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