韓国、消費者物価再び0%台に…原油安と外食減少によりこの6カ月で最低

4月の消費者物価が再び0%台に落ちた。新型コロナウイルスにより産業需要が減少し国際原油価格が下がったことが影響を及ぼした。また、ソーシャルディスタンスが拡散し、外食サービス需要が減少したことがサービス価格全体の上昇率を引き下げた。

◇消費者物価0.1%…この6カ月で最低

4日に統計庁が発表した「4月の消費者物価動向」によると、先月の消費者物価は前年同月より0.1%上がるのにとどまった。景気安定、経済成長などを考慮して政策当局が定めた適正物価上昇率の約2%を大きく下回る水準だ。

消費者物価上昇率は昨年12カ月連続で0%台を記録し、今年1~3月は1%台を回復したが、4カ月ぶりに再び落ち込む様相だ。月別では昨年6月の0%以降で最低だ。

◇原油価格急落とソーシャルディスタンスの影響

品目性質別に見ると、農畜水産物価格は1.8%上昇したのに対し、工業製品は0.7%下落した。特に工業製品のうち国際原油価格下落の影響で石油類価格が6.7%急落した。軽油が11.8%、ガソリンが5.1%落ちた。サービス物価上昇率も0.2%の上昇にとどまった。ソーシャルディスタンスの影響で外食物価上昇率が0.8%と低かったためだ。個人サービスでは海外団体旅行費が10.1%下落した。

統計庁のアン・ヒョンジュン経済動向統計審議官は「新型コロナウイルスで消費パターンが変わったことが物価に影響を及ぼした。外出を控えたため外食需要が減り、無償教育で公共サービス物価が下落した点も低い物価上昇率の主要因」と説明した。高校納入金がマイナス64%など、公共サービス物価は全体で前年同月比1.6%下落した。

支出目的別でも新型コロナウイルスの影響が目立った。消費者が外出を控えて交通が2.3%、娯楽と文化が2.5%下落した。小中高校の新学期が遅れて教育需要も減少し、教育分野の物価は2.4%下落した。

価格の季節的変動が大きい農産物と石油類を除いたコア物価も0.3%を記録し昨年8月から9カ月連続で0%台の低物価を記録中だ。経済協力開発機構(OECD)基準のコア物価(食料品とエネルギー除外指数)上昇率は0.1%で1999年12月の0.1%から20年4カ月ぶりの低水準を記録した。

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