サンルーム、陶器の部屋からボウリング場まで…ホワイトハウスの15の部屋を写真で紹介

サンルーム、陶器の部屋からボウリング場まで…ホワイトハウスの15の部屋を写真で紹介

ホワイトハウスには132の部屋がある。

オーバルオフィス(大統領執務室)は誰もが知っているが、大統領の子どもたちの「保育所」としても使われたサンルームなど、知る人ぞ知る部屋もある。

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チョコレートショップやフラワーショップなど、ホワイトハウスのあまり知られていない部屋を紹介しよう。

ホワイトハウスは、アメリカでいちばん有名で、そして、アメリカ屈指の大きさを誇る邸宅でもある。

ワシントンDCのペンシルベニア通り1600番地に位置するこの巨大な複合建築物は6階建てで、132の部屋、35のバスルーム、412のドア、28の暖炉がある。

ホワイトハウスの有名な部屋としては、オーバルオフィス(大統領執務室)、シチュエーションルーム(危機管理室)、閣議室、ジェームズ・S・ブレイディ記者会見室などがある。

だが、ホワイトハウスのもっと奥まったところには、それほど注目されることのない、あまり世に知られていない部屋もある。たとえば、チョコレートショップ、ゲームルーム、サンルームなどだ。

ここからは、ホワイトハウスの知られざる15の部屋を紹介していこう。

音楽室

ヒラリー・クリントンは、ホワイトハウスのレジデンス(本棟)3階にあるこの居間を音楽室に変え、ビル・クリントン大統領(当時)がサクソフォンを演奏できるようにした。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

トレーニングルーム

3階にある音楽室の隣には、トレーニングルームがある。この部屋では、大統領やその家族がいつでも身体を動かせる。このトレーニングルームは、1990年代以前はゲストルームとリビングルームだった。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

チョコレートショップ

チョコレートショップは、ホワイトハウスにいくつかある厨房のひとつ。地階にあるこの厨房では、シェフたちがホワイトハウスでの催し用のデザートなどを作っている。毎年恒例の「イースター・エッグロール(卵転がし)」で使う卵を用意したり、ホリデーシーズンにホワイトハウスを飾る、ジンジャーブレッドで「ホワイトハウスのレプリカ」を作ったりする場所でもある。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

ボウリング場

地階のチョコレートショップの近くには、「ハリー・S・トルーマン・ボウリングレーン」がある。ホワイトハウス来訪者にとってこの部屋は、知る人ぞ知る人気スポットだ。

最初は1947年にハリー・トルーマンのために作られたが、1969年にリチャード・ニクソンが現在の場所に移動させた。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

ファミリー・シアター

ファミリー・シアターは、ホワイトハウスの東棟1階にある42席の映画館だ。

ここで上映される映画は、制作スタジオ各社が大統領の要望に応じて提供しているとバラエティ誌は伝えている。同誌によれば、制作会社は自社の作品を大統領に見てもらえる機会を喜んでいるという。2017年、「ファインディング・ドリー」がトランプ政権下のホワイトハウスで初めて上映され、話題になった。

ホワイトハウスでは、ウッドロー・ウィルソン大統領時代から映画が上映されてきたが、もともとはクロークだった部屋を現在のような本格的なシアターに変えたのは、フランクリン・D・ルーズベルトだ。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

マップルーム

地階にあるマップルームは、小規模な懇親会やテレビのインタビューなどに使われる。

この名前は、部屋の元々の用途にちなんでいる。第二次大戦中、フランクリン・D・ルーズベルトはこの部屋で地図を見て、戦況を確認していた。のちの大統領たちはこの作業をシチュエーションルームでおこなっている。フランクリン・D・ルーズベルト大統領図書館によれば、地図は北・南半球、地域、作戦の戦域ごとに整理されていたという。

この部屋の壁には、ルーズベルトの時代に敬意を表した地図がかかっている。ルーズベルトの死からまもない1945年春におけるドイツの立場を示した欧州の地図だ。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

チャイナルーム

ホワイトハウスのチャイナルームはレジデンス地階、マップルームの近くにある。この部屋は、増えるいっぽうのホワイトハウスの磁器を収納するために、1917年にファーストレディのイーディス・ウィルソンの指示でつくられた。

チャイナルームには、ほぼすべての大統領を象徴する磁器がある。ジョージ・ワシントン大統領時代にまでさかのぼる磁器もある。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

バーメイルルーム

チャイナルームの隣にはバーメイルルームがある。この部屋には、バーメイル(金めっきした銀)のテーブルウェアのコレクションが収納されている。もともとはごく普通の社交室だったが、1956年、多額の遺産を相続した米国人女性マーガレット・トンプソン・ビドルがコレクションを遺贈した際に改造された。この部屋には、複数のファーストレディの肖像画が飾られている。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

ファミリーダイニングルーム

レジデンスの1階には、広さ28×25フィート(約8.5×7.6メートル)のダイニングルームがある。この部屋は、小規模な夕食会を催すためのものだ。しかし、すべての大統領がその目的でこの部屋を使っているわけではない。廊下の向かい側にあるもっと大きなステートダイニングルームで晩餐会やイベントを開く際に、入りきれなかったスタッフのための部屋になることも多い。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

フラワーショップ

チョコレートショップとボウリング場のすぐ近くには、フラワーショップがある。この部屋では、ホワイトハウスのフローリストが大量に花を買い集め、国家行事や就任式などの公式の場や、ホワイトハウスのあちらこちらを飾る花を用意している。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

カリグラフィー・オフィス

ホワイトハウスのイーストウィング2階にあるグラフィックス・カリグラフィー・オフィスでは、少数精鋭の書家チームが、公式行事の招待状や座席札、挨拶状を作成している。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

サンルーム

レジデンスの最上階にあるサンルームは、大統領やその家族がリラックスするための部屋だ。

この部屋は時代に応じて、マミー・アイゼンハワーのブリッジパーティ会場、キャロライン・ケネディの保育所、リンドン・ジョンソンの10代の娘たちのたまり場、ロザリン・カーターの勉強部屋、クリントン夫妻のボードゲーム部屋として使われてきた。

ホワイトハウス・ミュージアムによれば、リチャード・ニクソンは家族とともにこのサンルームにいたときに、大統領職を辞任すると打ち明けたという。また、ナンシー・レーガンが夫の銃撃を伝えられた部屋でもある。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

ゲームルーム

サンルームから遠くないところにあるゲームルームは、大統領がビリヤードなどをしてリラックスできる部屋だ。

ホワイトハウスにビリヤード台を持ち込んだ大統領は多いが、かつては、現在のマップルームやバーメイルルームに置かれていた。公式にはベッドルームのひとつであるゲームルームがビリヤード専用の部屋になった時期は定かではないが、ホワイトハウス・ミュージアムによれば、少なくともジョージ・H・W・ブッシュの時代までさかのぼるという。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

大統領専用書斎

ウェストウィング(西棟)に移動してみよう。大統領専用書斎(オーバルオフィスの書斎)は、オーバルオフィスの真向かいにある小さな仕事部屋だ。専用バスルームと簡易キッチンも備わっている。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

ネイビー・メス

ウェストウィング地階のシチュエーションルームの隣には、米海軍が運営する小さな食堂「ネイビー・メス(Navy Mess:メスとは軍隊式食堂のこと)」またはホワイトハウス・メスがある。

席数は50席ほどで、一般の人は利用できない。ただし、運がよければ、ホワイトハウス高官や閣僚から招待状をもらえるかもしれない。

出典:ホワイトハウス・ミュージアム

[原文:15 rooms in the White House you probably never knew existed, from a chocolate shop to a private bowling alley]

(翻訳:梅田智世/ガリレオ、編集:Toshihiko Inoue) mark abadi

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